ここまでやれば合格できる!AWS未経験からSAA(ソリューションアーキテクト–アソシエイト)で合格するまでの具体的方法
先日、数か月の勉強期間の末。無事、AWS SAAに合格してきました!
せっかくなので、
「なぜ、わざわざ15,000円+税もする試験を受けようと思ったか」 「どのくらい勉強をすれば合格できるのか」 「なにから、どう勉強すればいいのか」
をなるべく具体的にご紹介しつつ、少しでもローリスクハイリターンな自己投資をするための手助けにしたくて、記事を書いてみました!
ぜひ、おうち時間が増えているこの期間に、価値のある自己投資と将来のキャリアアップへの一助としてみてください。
ちなみに、こちらが認定書です。
720点で合格なんですが、結構ギリギリ(笑)
目次
AWS SAAの価値はこれほど高い!
未だ首位を独走し、クラウドベンダーにおいて不動の地位を築いているAWS。
2021年の2月に米調査会社Synergy Research Groupが発表したマーケットのシェアでも約32%堂々の1位です。
確かにマイクロソフトも追い上げてはいるものの、AWSのシェアを奪っているわけではなく、その他からシェアを奪っている構図なのが特徴的ですよね。
参考:ITmedia
このような背景もあり、「AWSについて、一定の知識量とスキルを兼ね備えていること」自体が、エンジニアにとっての一つの指標として、評価されることも多いかと思います。
特に、人生100年時代とされ、終身雇用の維持がシステムとしての限界を迎えている今、 転職を意識し、企業に必要とされるスキルを定量的に示せる要素を一つでも持っていることが重要だと考えます。
そこでまず役に立ちそうなのが、AWS SAA(ソリューションアーキテクト–アソシエイト)の取得です。
2020年2月9日にグローバルナレッジ社が発表したGlobal Knowledge 2020 IT Skills and Salary Surveyに基づくと、 稼げるIT資格ランキングの2位に位置づけられ、給料水準は、円換算で1,643万円とのこと!
もちろん、米国での調査なので、日本の給料水準と必ずしも結びつかないのが残念ではありますが、 グローバルに見ても、需要が高い資格であることはわかりますよね。
そんな、AWS SAAですが、受験料は15,000円(税別)と決して安くない。。。
もちろん、その後のキャリアアップのための投資だと考えれば、変な情報商材をつかまされたり、謎の不動産投資に足を突っ込むよりは、はるかにコスパがいいのかもしれませんが(笑)
だからこそ、以降のハウツーを見つつ、合格を勝ち取ってください!
使った教材はこれだけ!
私が使った、教材は定番のこれ2つ!
- これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(SAA-C02試験対応版)
- 【SAA-C02版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
正直、「アソシエイト試験突破講座」の最後の模擬試験3回分すべてで合格点が取れれば、問題集を買わずに試験に臨んで受かるかと思います。
ただ、私は、模擬試験3回分でしっかりと不合格だったので、模擬試験問題集も買った感じです。
そして教材購入の注意点としては、udemy自体、定期的にセールをやっているのですが、 セールの期間外だと、下手すると10倍くらいの価格になってしまいます。
このあたりの情報を目安に、なるべく安いタイミングで買うようにしましょう!
ちなみに、私は、BlackFridayのセール時に買って、89%オフで買うことができました!
では、それぞれの教材の使い方について
アソシエイト試験突破講座の使い方
これだけで十分と銘打っているだけあって、ボリュームはたっぷりです。
ポイントはこんな感じ。
- 座学をスライドショー形式の音声ガイドで説明してくれる
- 各セクションにはハンズオンもあり
- ハンズオンの実施で単なる知識だけで終わらない魅力があります
- AWSのハンズオンの中で有料のサービス利用もあるが1000円行かないくらい
- 各セクションごとで、超過課金されないように、削除手順まで教えてくれる
- ただし、AWS本家のハンズオンほどは丁寧ではないので、少し気になったら、消しておくのが無難
- 各セクションごとで、超過課金されないように、削除手順まで教えてくれる
本講座を一通り進めるだけでも、合計1,929分、つまり32時間9分かかります。
なので、1日2時間の学習でも16日+模擬試験分かかる前提で学習計画を立てるとよさそうですね。
私の場合、週に2回、2時間程度ずつの勉強をしていたので、2か月丸々講座受講に時間をかけました。
加えて模擬試験が3回分あります。
- 模擬試験の実施(1時間半~2時間)
- 模擬試験の復習(2時間くらい)
- 模擬試験の再実施(1時間半~2時間)
上記のサイクルで実施し、模擬試験全体で1か月くらい使いました。
結果、アソシエイト試験突破講座全体として、3か月かかったようなイメージです。
11月末に始めてるので、この時点で2月末になっていたのですが、 模擬試験の1回目で、合格点にならなかったので追加の講座「アソシエイト模擬試験問題集」を買って実施することにしました。
ちなみに、模擬試験の実施結果は以下。ご参考まで。 ※72%以上の正答率で合格
回次 | 1回目 | 2回目 |
---|---|---|
模擬試験① | 58% | 86% |
模擬試験② | 41% | 87% |
模擬試験③ | 55% | 97% |
アソシエイト模擬試験問題集
続いて購入した、同じくudemyの模擬試験問題集ですが、こちらもまずは、6回分実施、復習、再実施のサイクルで取り組みました。
案の定、アソシエイト試験突破講座の第3回と問題が一部被っている模擬試験①を除き全6回が不合格となり、 再実施の2回目で合格となるような実施状況でした。
そして、2回目ではすべて合格になったものの、それだけれは不安だったので、もう一周だけ実施して、本番に突入することにしました。
回次 | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
---|---|---|---|
模擬試験① | 84% | 87% | - |
模擬試験② | 53% | 95% | 73% |
模擬試験③ | 41% | 93% | 80% |
模擬試験④ | 52% | 93% | 86% |
模擬試験⑤ | 41% | 90% | 76% |
模擬試験⑥ | 53% | 89% | 81% |
- 模擬試験の実施(1時間半~2時間)
- 模擬試験の復習(2時間くらい)
- 模擬試験の再実施(1時間半~2時間)
の時間がかかったので、約2か月半かかりました。
かかった期間
前の章でお伝えした通り、アソシエイト試験突破講座で3か月、模擬試験の実施・復習・再実施で2か月半。
合計で約半年くらいかけて、試験に合格しました。
プラスアルファの勉強法とコツ
プラスアルファとして、間違えた問題を着実に覚えるように工夫したポイントがあるので、ご共有します。
間違えた問題のまとめを作成
模擬試験で間違えた問題は、一つ一つ、自分なりにかみ砕いて、メモ帳にまとめなおすようにしました。
独自のサービスリストを作成する
間違えた問題のリストを眺め、ジャンルごとに分類して、サービスリストを作成しました。
ジャンルの目安を以下に書いておくので、こちらもご参考まで。
- EC2
- サーバレス
- セキュリティ(暗号化、認可・認証)
- S3まわり(オブジェクトストレージ)
- DynamoDB(NoSQL系)
- RDS
- EBS、EFS
- ネットワーク系(Route53、CloudFront、ELBなど)
- 通知系(キューイング含む)
- データの収集・分析・検索系サービス(Kinesis、Redshift、Athenaなど)
- 構成管理、運用自動化
個人的事情ですが、在宅ワークとYoutube、Instagram、ブログの運用をやっていて、目がものすごく疲れていたので、 サービスリストを作成して、復習は、紙に印刷して読むようにしていたという背景があります。。。(笑)
モチベーション維持のために
最後に、モチベーション維持のための工夫をご紹介します。
資格勉強の難しさって、やはりモチベーション維持ですよね。
個人的には、2点を意識して、モチベーションをうまくコントロールするようにしていたので、こちらも参考にしてみてください。
週一回2時間をブロックして実施
幸いにも、いずれの講座も2時間単位くらいで区切ることができたので、 週一回、学習時間をブロックして、実施していました。
そのときの注意点として、始めたらキリの良いところまではやり切ること。
これにより、ちょっとだけでも前に進めた感を味わえるようにしていました。
やる気が出そうなときはスマホですぐ実施
根拠はないけど、急にやる気が出る時ってありますよね。
そんな心の動きを大事にしつつ、やる気が出た時は、即カフェに入って、スマホから勉強を実施するようにしました。
udemyの講座はスマホからも実施できるのが魅力的ですね。
人間は、取り組み始めるまでのルーティーンが多いほど、やる気が消えていくようなので、 「やる気が出たらすぐ行動」を大事にしました。
ちなみに、この辺りの話は、「がんばらない戦略」という本の"道でいきなり腕立て伏せをはじめる男"を参考にしていただくとよいかと思います。
気になる方は是非読んでみてください。
まとめ
以上、久しぶりに個人ブログを更新してみました。
サラリーマンとして仕事をしている都合、本業以外の時間配分が難しく、ブログはおやすみして、InstagramやYoutubeの活動に最近は専念していました。
ただ、今後もITやセキュリティの内容で、読者の方に役立ちそうなノウハウがあればこちらのブログでご紹介したいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。
そして、やっぱりITは面白い!