みっきー申す

ITに関する興味関心のまとめ、サイバーセキュリティニュースのまとめ、Twitterで配信中の情報まとめなどを公開します。

今週のIT・サイバーニュースまとめ(20190512-20190518)

今週の総括

・WhatsApp の脆弱性 (CVE-2019-3568) について

※トピックのボリュームが大きすぎたので、「Microsoft の CVE-2019-0708」、「PLEAD を使った攻撃手法」、「Intel の CPU 脆弱性」は別記事をご参照ください。


今週の記事まとめです。

今週はとにかくトピックが多く、主要なソフトウェアの脆弱性に関するパッチアップデートがたくさんリリースされました。

中でも、MicrosoftのRDPに関する脆弱性CVE-2019-0708はその影響度も考慮され世界中で注目され、日本でもたくさんの注意喚起がされました。

私も速報で記事を出しましたが、早くに記事を書いたのがよかったのか、多くの反響をいただきました。

micro-keyword.hatenablog.com

他にも、PLEADに関する記事を出したんですが、なんとなく薄まっちゃいましたね。。

micro-keyword.hatenablog.com

本当は、ここで感想として書こうと思ったのですが、ボリュームが出てしまったので、
Intel の CPU 脆弱性については、別途記事として切り出すようにしました。

micro-keyword.hatenablog.com

そんな一週間だったので、感想のパートは、WhatsApp だけにしました。これもボリューミーではありますが読んでもらえると嬉しいです。


感想

WhatsApp の脆弱性 (CVE-2019-3568) について

WhatsApp の脆弱性が、これもまた現地時間の5/13に公表されました。

ほんとに、この日は脆弱性パーティーすぎて大変でしたね。
だからこそ、ひとつひとつ読み流さず、しっかり理解することが大事なのですが。

この WhatsApp ですがあまり日本人には馴染みがないと思っています。

ただ、カナダに留学に行った、友達によると、
「現地では、LINE 使ってる人なんていなくて、みんな WhatsApp 使ってるよ」 だとのこと。

まさに、What's up!? ですね(笑)

冗談はさておき、それだけでも注目度が大きいとわかるかと思います。

m.facebook.com

Facebook の公式は上記ですが、簡潔にまとめると、以下の通りです。

脆弱性の概要

WhatsApp の VOIP (音声通話を IP ネットワーク上で行う技術) におけるバッファオーバーフロー脆弱性がある

脅威の概要

特別に細工された SRTCP パケットが、対象の電話番号に送られることで、遠隔から対象の端末にたいし任意のコードが実行できる

確認されている被害
  • 今回の WhatsApp の脆弱性を悪用した攻撃により、Pegasus というスパイウェアが、ダウンロードされる被害が報告されている

  • Pegasus はダークネット上で売られている NSO グループが開発したスパイウェア

  • NSO グループは、各国の諜報機関や国家へスパイウェアの販売を行っている企業

  • 不在着信の場合でも攻撃は成立する

  • 被害の数は明らかになっていないが、WhatsApp のエンジニアによると、この攻撃の対象は限定的だとのこと

Financial Times がレポートを出しているようなんですが、見ようと思ってもお金払わないと行けないみたいで。。。

上記の情報は、Hacker News などから取ってきました。
(基本的には、確かな情報を必要とする場合は、元記事をたどることをおすすめします。)

thehackernews.com


ここからは、一週間のまとめなので、ざっと流し読みしていただければと。 量が多くて僕自身もしんどいので、タイトルの流し読み→気になるところは、あとで見ることをおすすめします。


マルウェア・攻撃キャンペーン


脆弱性・アップデート関連


インシデント関連


ビジネス・政治・レポート


最後に

今回、様々な情報を探していくなかで感じたのが、日本語の情報の少なさです。

英語読むのは大変ですが、やはり一次情報に触れることはとても大事だと思います。

特に、現地に行く機会を得ることで、WhatsApp の例しかり、 今世界では何がトレンドでどういう生活スタイルなのかが分かるので。

海外行って仕事したいな~