みっきー申す

ITに関する興味関心のまとめ、サイバーセキュリティニュースのまとめ、Twitterで配信中の情報まとめなどを公開します。

今週のIT・サイバーニュースまとめ(20190407-20190413)

今週の記事まとめです。 今週はWPA3の脆弱性VPNアプリケーションの脆弱性などが広く話題になりましたね。 あとは、OceanLotus や Taj Mahal などの攻撃キャンペーンの話など攻撃グループに関する話題も目立ちました。


今週の総括


感想


主要ソフトウェア脆弱性アップデート祭り

今週は、多くのソフトウェアで、脆弱性の修正パッチやアップデートの配布が行われました。 MSの月次アップデートもそうですが、adobeVMware、juniper や intel など、企業のセキュリティ担当者が気にすべき脆弱性情報のリリースが多かった印象です。

加えて、PHP脆弱性WordPress plugin の脆弱性も公表されていたので、Web 製作関連企業の方も要チェックだったと思います。

WPA3脆弱性VPNアプリケーション脆弱性について

WPA3脆弱性

2017年のWPA2 の脆弱性 KRACKs を受け、WPA3 の策定が進んできましたが、(その認識ですが) その WPA3 すでに脆弱性が見つかりました(笑) ちなみに発見者は前回の KRACKs と一緒です。

日本語の記事だと、以下のような記事で情報展開がされていますが、ちょっと微妙な書きっぷりですね。。。 前回も変に煽る風潮があったので気を付けたいところ。

https://japan.cnet.com/article/35135668/

https://www.itmedia.co.jp/enterprise/spv/1904/12/news077.html

おそらく、近いうちに JVN あたりからも情報がでると思うので、日本語記事をお待ちの方はそちらを待った方が懸命でしょう。それか、発見者のレポート本体を読むか。

いずれにせよ、この脆弱性も同一のWi-fiネットワークにある機器のみが被害を受けるとのことなので、基本的には、ネットワーク側の対策等で遠隔からの攻撃は防げる見込みです。 成立する場合は、他の脆弱性なりセキュリティの欠陥を組み合わせるので、WPA3 の脆弱性とはまた別の要素になりそうですね。

VPNアプリケーション脆弱性

対象となるVPN アプリケーションの提供ベンダは以下で、いずれも企業向け製品が対象とのことです。

  • Cisco、Palo Alto Networks、Pulse Secure、およびF5 Networks

日本語の記事だと以下が分かりやすいです。

https://jvn.jp/vu/JVNVU97651416/index.html

https://jp.techcrunch.com/2019/04/14/2019-04-12-enterprise-security-flaws/

ちなみに、私の情報収集では、一次情報を収集することを目的としているため、上記のような日本語記事は掲載していないことが多く、予めご了承ください。

ちなみに、現時点(2019/4/14正午)では、PaloAlto 社のみがパッチを公開しているので、他の製品については引き続き各ベンダの情報をご確認下さい。

OceanLotusについて

こちらは、先週のブログでもご紹介しましたが、東南アジアの国々を狙った攻撃グループ OceanLotus (別名 apt32,cobalt kittyなど)の活動について、トレンドマイクロやESETなどのセキュリティベンダがブログ記事等をリリースしていました。

こういった兆候は、実際に攻撃が活発化している、もしくは国家レベルでの調査の動きが加速しているなどが推測されるため、要チェックだとの見解です。

日本での攻撃は、私の知る限りでは観測されていませんが、東南アジアに支店を持つ企業や大使館など各国のブランチになりうる日本国内の機関が狙われることは想像に固くないので、今回の攻撃の手法等を理解しつつ、対策の推進を推奨します。

以下、前回のまとめ記事になるので、ご参考にどうぞ。

micro-keyword.hatenablog.com


一週間の記事まとめ


マルウェア・攻撃グループ


脆弱性


インシデント関連


ビジネス政治


最後に

別の投稿にてご紹介した通り、Twitter API によってだいぶ執筆が楽になりました。 あとは、投稿の種類に応じてカテゴリ分けもしたいなーなんて。 これは流行りの AI の出番ですかね。 また、勉強してみます。